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九州ニュービジネス大賞


6月10日、九州ニュービジネス大賞の表彰式が福岡のソラリア西鉄ホテルで行われた。

当社は事業としての成果が出るのはこれからなので、アントレプレナーの方を頂けないものかと思っての応募だったが、思いがけずニュービジネス大賞の方を頂いた。

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アントレプレナー大賞を受賞されたルネッサンスプロジェクトの焼酎のブランディング事業にしても優秀賞を受賞された佐賀段ボール商会の有田焼万年筆にしても、ある客層をターゲットとして明確にしている点、伝統的な素材からデザインの力によって新しいビジネスモデルを生み出している点などの共通点があり、これは審査委員長の講評でも言われていた事である。
当社の製品との違いは、高級焼酎も高級万年筆もエンドユーザーを直接の購入決定権者としているため、広報戦略からの結果が出るのも早いということだろう。

当社の製品の場合、漆喰にしても漆喰セラミックにしても建築の部材であり、その採用に至るまでの道筋は複雑である。
施主が直接指名する場合もたまにはあるが、殆どの場合、設計士(建築士)やハウスメーカー・ハウスビルダーの判断に採用の可否は掛かっている。そこでの判断にはデザイン性や機能性と言った事に加え、施工上やメンテナンス上の問題点の多寡、コストのハードル等、様々な要因が吟味される。
この最初の関門を無事に突破したとしても、ゼネコンが入札による受注をした段階で、コスト上の理由その他で排除されるリスクも残っている。
設計物件の場合、設計活動から最終的な施工に至るまでの時間は、最速で半年、長い場合は2?3年かかる。
そうして実際の建築工事に使われて、そこで初めてなにがしかの評価が発生し、PR用の施工実績が生まれる。

そんなわけで、なかなか足取りが重い漆喰マーブル(LIMIX)事業であるが、決まるときにはエンドユーザー向けの消費財よりもずっと大きな額になることもある。

この事業を本気でやろうと思い、製品開発のための実験機にかなりの投資をしてすでに12年経っている。量産型パイロットプラントの設置からは6年目であり、育てるのに時間も手間暇も掛かっているが、その分大器晩成型のビジネスモデルに成り得るだろうと思っている。

審査員の方々もこの事業の将来性の大きさを評価して、この賞に選定していただいたということらしい。
審査員には九電やJR九州を始め、お仏壇のはせがわ、石村萬盛堂、やずやと言った九州経済を代表する錚々たる方々が名を連ねている。
そうした方々に当社の事業の取り組みと製品のコンセプトを知っていただくだけでも大変有り難いことであると思う。
こうした方々に共通している志の高さに触れ、また、他の受賞者の方々のビジネスモデルのプレゼンに新たな刺激を頂くことが出来たのが大きな収穫である。

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2008年6月11日 02:35に投稿されたエントリーのページです。

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