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2008年6月 アーカイブ

2008年6月27日

洞爺湖サミットのゼロエミッションハウス


洞爺湖のサミット会場「ザ・ウィンザーホテル洞爺」から27キロメートル離れた報道関係者向け施設、「国際メディアセンター」の屋外駐車場に、二酸化炭素(CO2)の排出を抑えた近未来型住宅「ゼロエミッションハウス」が建てられる。

主催は経済産業省で、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と産業技術総合研究所、新エネルギー財団が共催。セキスイハウスやトヨタ自動車、太陽光発電のシャープや、燃料電池の松下電器等を筆頭に、日本を代表する企業のエコ技術を結集して、海外に日本の環境技術をアピールするのが目的である。
電力は太陽光や風力でまかない、CO2を吸収するコケも屋上に植えるという。

実は、この画期的な施設に当社のLIMIXも16平米ほど採用されている。
キッチンの壁に10平米、洗面所の壁に6平米と言うことであり、セキュリティの問題等から詳しい情報や写真などは入手出来ないが、事実は事実である。
事実であると確認できたとき、社内は驚きと喜びに湧いた。
錚々たる大企業の最先端の技術の中に混じって、当社のエコ技術も認めて頂けたというのは本当に光栄なことだと思う。
これも昨年頂いたもの作り日本大賞のお陰であろうが、当社の技術がエコに根ざしていなかったら採用されることは無かっただろうとも思う。


以下、関連のニュースリンクである。

経済産業省公式発表   2008年6月16日

NEDO発表資料 pdf

産総研発表 2008年6月17日

日本経済新聞 2008年6月17日

朝日新聞 2008年6月21日


驚きはもう一つあった。

このサミットを契機に、洞爺湖町自身が『エコロジーを発信する町づくり(洞爺湖)』というコンセプトを掲げて、環境都市宣言を行っている。
そこで新たに作られるガイドブックの中に、洞爺湖町が選んだ日本のエコグッズというページがあり、その中にエコポも選ばれて入っているのだ。

両方とも全く関わりないルートで洞爺湖サミットという環境とエコをテーマとする場所に結びついた。

10数年前、福岡県の情報センター(現在の中小企業振興センター)が主催する異業種交流会に参加し、その会が発展的解消をして出来た「環境とエネルギー研究会」に改めて参加した頃は、まだ、今日ほど環境やエコやCO2の文字が紙面を賑わしてはいなかった。
まだ、環境問題への対応がビジネスになるのはずっと先のことのような空気だった。
だが、今はあらゆるメディアにこれらのキーワードが溢れており、エネルギーの問題も重油や石炭の高騰で、それこそ死活問題となっている。

日本は洞爺湖サミットの主催国であることを割り引くにしても、環境とエコへの対応に世界が大きく舵を切り始めているのは間違いないだろう。

30年近くも昔、石油製品の新建材が市場を席巻し始めていた頃、改良型のしっくいを建材店にPRに行ったら、「あんたまだそんなことやってるの」と呆れらた時代とは全く風向きが変わっているようだ。

2008年6月11日

九州ニュービジネス大賞


6月10日、九州ニュービジネス大賞の表彰式が福岡のソラリア西鉄ホテルで行われた。

当社は事業としての成果が出るのはこれからなので、アントレプレナーの方を頂けないものかと思っての応募だったが、思いがけずニュービジネス大賞の方を頂いた。

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アントレプレナー大賞を受賞されたルネッサンスプロジェクトの焼酎のブランディング事業にしても優秀賞を受賞された佐賀段ボール商会の有田焼万年筆にしても、ある客層をターゲットとして明確にしている点、伝統的な素材からデザインの力によって新しいビジネスモデルを生み出している点などの共通点があり、これは審査委員長の講評でも言われていた事である。
当社の製品との違いは、高級焼酎も高級万年筆もエンドユーザーを直接の購入決定権者としているため、広報戦略からの結果が出るのも早いということだろう。

当社の製品の場合、漆喰にしても漆喰セラミックにしても建築の部材であり、その採用に至るまでの道筋は複雑である。
施主が直接指名する場合もたまにはあるが、殆どの場合、設計士(建築士)やハウスメーカー・ハウスビルダーの判断に採用の可否は掛かっている。そこでの判断にはデザイン性や機能性と言った事に加え、施工上やメンテナンス上の問題点の多寡、コストのハードル等、様々な要因が吟味される。
この最初の関門を無事に突破したとしても、ゼネコンが入札による受注をした段階で、コスト上の理由その他で排除されるリスクも残っている。
設計物件の場合、設計活動から最終的な施工に至るまでの時間は、最速で半年、長い場合は2?3年かかる。
そうして実際の建築工事に使われて、そこで初めてなにがしかの評価が発生し、PR用の施工実績が生まれる。

そんなわけで、なかなか足取りが重い漆喰マーブル(LIMIX)事業であるが、決まるときにはエンドユーザー向けの消費財よりもずっと大きな額になることもある。

この事業を本気でやろうと思い、製品開発のための実験機にかなりの投資をしてすでに12年経っている。量産型パイロットプラントの設置からは6年目であり、育てるのに時間も手間暇も掛かっているが、その分大器晩成型のビジネスモデルに成り得るだろうと思っている。

審査員の方々もこの事業の将来性の大きさを評価して、この賞に選定していただいたということらしい。
審査員には九電やJR九州を始め、お仏壇のはせがわ、石村萬盛堂、やずやと言った九州経済を代表する錚々たる方々が名を連ねている。
そうした方々に当社の事業の取り組みと製品のコンセプトを知っていただくだけでも大変有り難いことであると思う。
こうした方々に共通している志の高さに触れ、また、他の受賞者の方々のビジネスモデルのプレゼンに新たな刺激を頂くことが出来たのが大きな収穫である。

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